先輩といろどる恋。˚✩
5章
新クラス
春休み明け4月。
今日から私は2年生。凪桜先輩は3年生になった。
「よう」
「一颯くん!この1年よろしくね!」
今年のクラス変えで瑠璃佳とはクラスが離れてしまった。
心遥は退学していないしもうすぐ出産みたいだし。
心細かったけど、一颯くんが同じクラスで一安心。
「ってか、なんで俺とお前がクラス委員なんだよおかしいだろ。
そもそもこのクラス替え確実に成績順だな」
「確かに!」
私は1組になったけど、成績の低い瑠璃佳は5組だったからそういう事なのかな。
でも凪桜先輩達はトト先輩達と去年同じだったからその年によってクラスの分け方も変わるのかなぁ。
なんてことを一颯くんと話しながらクラス委員の集まりへと向かう。
横で一颯くんは初日から集まりとかだりぃってボヤいてるけど、私は委員とか嫌いじゃないから全然いいかな。
「はぁ〜だり〜」
「ほら、元気だしてー!頑張ろっ!」
心の底から嫌そうな一颯くんを励ましながら委員の集まり場所である多目的室に入ると、女の子に囲まれてる人がいた。
「先輩ー!私の隣に座ってください〜!」
「いや!あたしの!」
「うちの隣も空いてます!」