先輩といろどる恋。˚✩




「ひどぉい…!先輩いじめですかぁ!?」






髪を掴まれた瞬間うえーんと声を上げる瑠璃佳に周りの人が何事?と振り返る。



それに気づいた可愛い先輩の隣の人は焦ったように可愛い先輩の肩を掴む。






「まずいよここじゃ、みんなに見られちゃう」



「でもこいつ許せる!?私の事こんなに侮辱して!!許せないんだけど!!」






怒りで顔を赤くした可愛い先輩が今にも瑠璃佳を殴りそうになった時


『どーしたっのっ?』と声が聞こえてきた。






「せっかく可愛い顔が台無しだよアイちゃんっ!」



「っ!トトくん!」






そう、声をかけてきたのは今日も可愛らしいトト先輩。






「酷いんですぅ〜、この先輩から髪掴まれて抜けそうでしたぁ〜」






瑠璃佳はそう言って涙を目にためながらトト先輩に訴えると、トト先輩は困ったような顔で可愛い先輩を見つめた。






「アイちゃんだめだよっ!」



「だって私の事可愛くないとか言ったんだよこの女!」



「大丈夫っ!アイちゃん可愛いからっ!
だから虐めちゃメっ、だよっ!」






あくまで優しく可愛らしく注意するトト先輩にチラッと隣を見ると頬を赤らめてる心遥が居て私はもしや…?と思う。




けど今は確実に言う時じゃないし聞いても素直に答えてくれないだろうな心遥は。






そんなこんな話していると、可愛い先輩の肩を組む人物が現れた。






「愛花(あいか)」






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