先輩といろどる恋。˚✩
「でも心遥もトト先輩に好意を持ってます!
自分に自信はないようですが!」
自信がなくて動けないけど動いてくれたら喜ぶゆじゃないだろうか?
と凪桜先輩に伝えると、凪桜先輩は軽いため息をこぼした。
「自分に自信のなさが異常だろ。
ああいう子は自分なんてって告白されても逃げかねないからな」
「なるほど!」
確かにそれは有り得るかも!
さすが先輩は心遥のこともよく見てるんだなぁ。
ちょっと妬けちゃう。
なんて思う私の心を見透かしたように私の頭を小突く先輩。
「俺がハルちゃんに詳しいんじゃないぞ、トトから聞いただけだからな」
「なんでもお見通しなんですね!!」
「ふーちゃんが分かりやすいだけ。
そんなことより、ハルちゃんが素直に受け入れれるようにどうにか出来ないか?」
そう言ってくる先輩に私は一緒にうーむと悩む。
先輩に頼られるのは初めてだから嬉しいし貢献したいけど…今日のあの感じからすると心遥の自己肯定感の低さは尋常じゃない。
虐められたりの経歴があるからかもしれないけど…。
「難しい問題かもしれません…。
でも!必ずや先輩の期待に応えたいと思います!!」
私が気合を入れてガッツポーズをしながらそういうと、凪桜先輩はきゅんにすんといつもの顔に戻ってしまった。
「いやいい。無理そうなら無理しなくて」
「そんな!!私を見捨てるのですか!!」
「そんなんじゃなくて、無理しなくていい。
トトなら何とかなるかもだしふーちゃんそういうさり気ない気遣いとか苦手そうだから」
「そんな!!!」