先輩といろどる恋。˚✩




【瑠璃佳side】



「可愛いねぇ〜俺らと勉強しよーよ?」



「遠慮しますぅ〜」



「そう言わずさー!」






ルリが飲み物を飲みに自販機のところに来ると、チャラそうな男2人組に絡まれてしまった。


何度断わっても誘ってくるとか凄い精神〜。






「なんの勉強してるの?保健体育??」



「俺ら得意だよー?実技しよっか?」



「えぇ〜気持ち悪いですぅ〜」






顔はそこそこなのにそんなこと言うとか最低だけどまぁ、遊び相手くらいにはちょうどいいかな?


こんなに何ヶ月も彼氏がいないのは初めてで、そんなことを思う。



告白はされても重そうだったり軽そうだったり、ちょうどいい感じが居ないんだよねぇ。






「お兄さん達実技上手なのぉ〜?」



「おう!どう?ヤッてみようぜ?」



「ん〜満足出来なかったら怒るよぉ〜?」






身体だけの関係を作るのは初めてじゃないし、とその人たちと連絡先を交換しようとすると…






「瑠璃佳!」






そう、ルリを呼ぶ声が聞こえてきた。


振り向くとそこにはナギ先輩が居て、ナギ先輩はそのままルリの肩を抱く。






「俺の彼女に何か用?」



「なんだよ男持ちかよ!思わせぶりやがって!」



「そんな顔の彼氏がいるのに他の男に手出すなんてビッチじゃねぇか!」






ルリの肩に手を回すナギ先輩の顔をみてそんなことを言って去っていく2人組。


ダサすぎ。






「はぁ…ルリちゃん連絡先交換しようとしただろ」






ため息をついてルリの肩から腕をどかすナギ先輩は呆れ顔。






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