先輩といろどる恋。˚✩
「普通の家庭ですよ!
母が雑貨屋さんをしてて、父は普通のサラリーマンです!」
「前厳しいって言ってたよね?」
「あ、はい!
小学校からは自分のことは自分でする、自分で責任を取ると教わりました!
あとは、自由にしたいなら成績上位キープして親が文句をつけないような行動をすること!と!
でもそれさえしてたら自由なので問題ありません!」
その教育のおかげかは分からないが忍耐強いと自分でも思うし。
そんな私の言葉に凪桜先輩はすごーと言葉を発する。
「自由にしたいから成績上げたのか?」
「最初はそうでした!友達と遊びたかったので!
でも、途中から勉強の楽しさと大事さに気づいてからは自発的にしてます!」
生きていく上で勉強してていいに越したことはないしね。
だから家事も基本的に一通りできる方だとは思う。
「凄いなー。意外とハイスペックじゃんふーちゃん」
「え!意外性ですか!?ギャップ萌えですか!?」
「まぁ、ギャップ萌え?なんじゃない?」
私は普通だからギャップなんてないと思ってたのに意外なところでギャップ萌えなんですね!!
嬉しいです!!!
そう喜ぶ私に凪桜先輩もトラ先輩もケラケラと笑っている。
「ほんと面白いなふーちゃん」
「だね、可愛いね」
「ははっ」
私の事でそんなに面白そうに笑ってくれる凪桜先輩にキュンとしつつ
トラ先輩に可愛いと言われて少し照れてしまった私だった。