先輩といろどる恋。˚✩




突然繰り広げられるラブラブな会話に私も瑠璃佳もついていけずポカンと見てしまう。



心遥とトト先輩が付き合ってから2人でいるの見るのほとんどなかったけどこんな感じなんだね?!




心遥もトトくんなんて言っちゃってめっちゃ乙女で可愛い。






「見せつけんなよー。
ただでさえ暑いのにもっと暑くなる」



「凪桜先輩!」






心遥とトト先輩にそんなことを言いながら現れたのは今日もバチバチにイケメンな凪桜先輩と優しげなトラ先輩。


どうして1年の掲示板にいるんだろ?






「1位じゃん、すごいねふーちゃん」



「ありがとうございます!!先輩と勉強したからです!!」






笑って褒めてくれる先輩に私はそう言う。


好きな人と勉強したら覚えやすいみたいなことを見た事あるしきっとそれだ!



そんな私を先輩は相変わらず適当にあしらうけどね。






「今日は放課後俺の家でお疲れ会やることになったんだけど大丈夫?」






私が凪桜先輩にあしらわれていると、トラ先輩がそう聞いてきた。






「トラ先輩の家ですか!大丈夫ですよ!」



「えぇ〜、ルリ付き合ってない男の人の家に行かないって決めてるんですぅ〜」



「あら、どうしようか?」






瑠璃佳はえぇ〜と間延びした声を出す。


瑠璃佳はモテるし色んな経験はしてるけど、自分なりの自分を守るルールはあるみたいだから難しいところだ。






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