先輩といろどる恋。˚✩




私の告白をいとも簡単にそう切り捨ててしまう先輩はやっぱりかっこよくて、振られても諦められるような自信が無い。






「先輩!私これから毎日来ますね!!」



「来なくていいです」



「それでは今日はこれで失礼します!」






諦められないけど、まずは作戦を練らなくちゃきっと先輩と付き合うのは無理だ。



この会話でもわかったが、先輩はきっと簡単に振り向いてくれたりなんてしないはず。






「行こ!心遥、瑠璃佳!」



「あはは〜!おもしろぉ!」






引いた顔の心遥とは正反対に笑い続ける瑠璃佳に私も笑いが込み上げてくる。




本当にこれで振り向かせることが出来るのか分からないけどやれることはやってみよう。



元気が取り柄な私だからそこをアピールするしかないしね。







「今日の放課後は心遥の家ね!」



「なんでうちなんだよ」



「作戦会議!
瑠璃佳の恋愛成功談と心遥のゲームやアニメで鍛えた恋愛見極め談を聞かせてもらうよー!」



「あはは〜!いいよぉ〜!」






対象的な反応の2人に笑い返して私はこれからどうしたらいいかを考えながら午後の授業を受けたのだった。






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