先輩といろどる恋。˚✩
「凄いです!!」
射的をしようと射的をしに行くと先輩はまさし思ったゲームカセットだとか、私が欲しがったぬいぐるみやポーチ全部数回で取ったのだ。
あまりのうまさに出店のおじちゃんが焦ってるのがわかってさすがにやめたとこだけど。
「本当に先輩はなんでも出来るんですね!!素敵です!!」
先輩に取ってもらったクマのぬいぐるみを抱きしめながら私はそう言う。
このクマのぬいぐるみが先輩から初めて私宛のプレゼントで嬉しい。
初めて会った時のは本当は彼女さんにあげるものだったからね。
「アンナの誰でも出来るもんだよ。
狙いをちゃんと定めれば」
「そんなことありません!
先輩は才能の塊です!」
「はは、ふーちゃんほんと俺のこと好きだな?」
「好きなんてもんじゃないですよ!地球規模で好きなので!!」
「はは、なんだそれ」
楽しそうに笑ってくれる凪桜先輩が好き。
きっとこの世界の誰よりも好き。
そう言い切る自信があるくらい好きなのにこの気持ちが届かないなんて悲しくなるけど、それでも私は私らしくアピールするしかないもんね。
そして私に好かれてるとちゃんと自覚してる凪桜先輩もめっちゃ可愛すぎるし。
「次わたあめ買いに行きたいです!」
「じゃあ行くかー」
なんだかんだ言いながらも私と2人で楽しんでくれてる様子でよかった。
そう思いながら私と先輩がわたあめを買いに向かっていると、とある人物と目が合ってしまった。