先輩といろどる恋。˚✩
楽しい時間はあっという間で、あれからわたあめを買ったりりんご飴を買ってヨーヨーを釣って。
もうラストスパートの花火の時間になってしまった。
「めっちゃ楽しかったです!
ありがとうございます!」
「俺も楽しかったよ。
ふーちゃんなら2人で遊べることが分かった」
「え!ほんとですか!?」
「うん、楽しいからね」
あまりに嬉しい言葉に飛び跳ねて喜ぶ私を笑う先輩。
徐々に徐々に心を開いてくれる感じがたまらないな。
「ふーちゃん、困ったこととか助けて欲しいことがあったら言うんだぞ?
できることなら助けるから」
優しい顔でそう言ってくれる先輩に私は素直に頷いた。
「ありがとうございます!
先輩も何かあったら言ってください!頼りないかもですが!」
「はは、ありがと」
お互いに支え合える関係になれて、さらに付き合えたりなんかしたら最高すぎる。
そんな淡い期待を抱きながら、バーンとともに空に咲いた火の花を先輩と共に眺めたのだった。