小説家になりまして
小説を公開してから1週間




今もなお読者数は増え続け

知らない間にサイト内の月間小説人気ランキングにもランクインしていた。








今日もニマニマとコメントの通知欄を見ていると



一つだけ、いつもと違う通知がきていた。













「編集部からのお知らせ…?」







私は恐る恐る通知を開いた。




















"【編集部からのお知らせ】
日頃より当社の小説サイトをご利用頂きありがとうございます。
立石様の作品が読者から大変人気を集めていることを受け、この度書籍化のご相談をさせて頂きたくご連絡いたしました。
書籍化に関しまして前向きにご検討頂ける場合、詳細についてご説明させて頂きたいので一度出版社にお越し頂くことは可能でしょうか。
来社が難しい場合は別の形で対応させて頂きますのでお気軽にご連絡ください。
疑問点等ございましたら、編集部山内までご連絡ください。"















































えええええ!?






書籍化!?出版社!?










どういうこと!?


何が起こってるの!?













私の作品が、本になるの!?







えええええ!


























私は書籍化のお誘いがどうしても信じられなくて



いただいたお知らせの解釈が間違っていたんじゃないかと

何度も読み返したが

やっぱりどう読んでも

私の書いた小説を本にしたい

と言う連絡だった。



























私が、小説家…?

















にやけが止まらない
















出版社という響きがとても高貴に感じて

なんでもないひと単語だけど

私は何度もリズム良く口ずさんだ。
























その後私は

眠りにつくまで

思う存分小説家としてデビューした自分を妄想した。
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