そして僕はまた、君に出会える時を待つ

片手で後頭部を抑え込み、深く深くキスをしながら、ごろんと回転。

角度を変え、隅々まで探索してから、唇を離し、ちょっとハアハアしてる彼女の手に、指を絡めてシーツに押し付ける。

「まだ、わかってくれてないなんて……ショックですよ、僕」
「……え……なに……?」
「好きだって、あんなに何回も言ったのに……忘れちゃったんですか?」

耳元でささやいて、跡を残すように吸いつくと、かすかな声が上がった。

「どうしたら忘れないのかな〜、加奈子さんは」

胸元からお腹、脚の付け根……と指先を触れさせていくと、身をよじる加奈子さんが制止の声をあげる。

「ちょっと……やめ」
「やめませんよ、今日は」

逃がさないぞ、と笑いながら言い切って、僕はたどり着いた太ももを抱え上げた。

「やっぱり、ちゃんとわからせないとダメだってわかったので……またナシとか言われても困るし」
「いやだって、それは……」
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