そして僕はまた、君に出会える時を待つ
ぐっと、柔らかな太ももに指を食い込ませたのは、子供じみた独占欲だったんだろうか。
「今までちょっと遠慮してたのかもしれないけど……僕の本気ってこんなものじゃないので」
首元からお腹へと続く道筋に、点々とキスを落としていくのを見下ろしながら、少し怯えたように僕を見下ろす加奈子さん。
普段は見せないその表情に、正直ちょっと興奮した。
「ちゃんと…感じて」
白い太ももの内側に唇を這わせ、見せつけるようにキスをする。
「それで……わかったら、教えてくださいね?」
言いながら、僕が頭を沈めた直後、加奈子さんが声を上げたのは……驚きか、制止か…あるいは他の嬉しい理由だったのか。
そこから言葉にならない声を上げ続け、ぐったりした彼女が、もうわかった、と言うまで。
僕は魚のようにびくつく彼女を押さえつけ、思う存分に貪り倒した。
これまで自覚は全くなかったけど、僕にはけっこうサディスティックな部分があるのかもしれない。