きみに ひとめぼれなおし
はじめはそれでもよかった。
クラスが離れて、相手がそばにいないことに寂しさを感じる分、その姿を見つけられた時や、会えた時の嬉しさはひとしおだった。
もっと好きになっていくのが自分でもわかった。
だけど、好きになればなるほど不安は増した。
私が勝見君の彼女でいいのかな、って。
私にとって勝見君は自慢の彼氏だけど、勝見君にとって私は、どうなんだろう。
周りから見たら、私たちは、どんなふうに見えているのだろう
勉強も苦手。
運動も得意、不得意以前に、あまり好きじゃない。
由美みたいに美人でもなければ、かわいくもない。
自分に自信がなくて、ネガティブで。
そんな私が、勝見君の彼女でいいのだろうか。
だって勝見君と私は全然、釣り合わないから。
勝見君と同じようにできたら、勝見君みたいにふるまえたら、勝見君と同じ大学に行けたら、私は勝見君と釣り合うのかな。
勝見君の彼女として、堂々と隣を歩けるのかな。
そう考えたゆえの、勝見君と同じ志望校、だった。
クラスが離れて、相手がそばにいないことに寂しさを感じる分、その姿を見つけられた時や、会えた時の嬉しさはひとしおだった。
もっと好きになっていくのが自分でもわかった。
だけど、好きになればなるほど不安は増した。
私が勝見君の彼女でいいのかな、って。
私にとって勝見君は自慢の彼氏だけど、勝見君にとって私は、どうなんだろう。
周りから見たら、私たちは、どんなふうに見えているのだろう
勉強も苦手。
運動も得意、不得意以前に、あまり好きじゃない。
由美みたいに美人でもなければ、かわいくもない。
自分に自信がなくて、ネガティブで。
そんな私が、勝見君の彼女でいいのだろうか。
だって勝見君と私は全然、釣り合わないから。
勝見君と同じようにできたら、勝見君みたいにふるまえたら、勝見君と同じ大学に行けたら、私は勝見君と釣り合うのかな。
勝見君の彼女として、堂々と隣を歩けるのかな。
そう考えたゆえの、勝見君と同じ志望校、だった。