<<短編>>出会いも積もれば恋となる?
ツルッ♪


へ?……………


階段がない…………


落ちるッ…………


私は、覚悟を決めて目をつむった。



ガシッ



誰に手を掴まれた気がした。

え?!

落ちてないよ。痛くないよ。



「どじ野ちゃん………
三度目だね。」



ゲッ………この声は。
私は目をガバッと開けた。

一樹先輩☆

「プッ。変な顔。
そんな驚かなくてもいいのに。
まぁ、俺が居なかったら今頃、病院行きだな。」


そう言って、体を起こしてくれた。



「あッ、いつもスイマセン。
ありがとうございます」
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