<<短編>>出会いも積もれば恋となる?

「もしもし……」


『あ、おれおれ。
もう家に着いた?』


え?俺俺詐欺?!


いや、でもこの声は………


「あのー。一樹先輩ですか?」



『あ、うん。そうだけど?』


「なんで、私の携帯に番号入ってるんですか?
それも彼氏って…………?」


『え?そのまんまだけど?
どじ野ちゃん、俺の事好きでしょ?
俺もどじ野ちゃん好きだから、彼氏でしょ☆』


「か、一樹先輩!
冗談言わないで下さい。
私本気にしちゃって、後から悲しくなっちゃうじゃないですかぁー↓」


 

 
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