<<短編>>出会いも積もれば恋となる?

『案の定、くるみは俺の事を気にし始めてくれた!


駅の時だって、偶然遅刻したわけじゃなく、くるみをいつも待って同じ電車で行ってたから。


校舎内の時だって、副会長が部活に来たから、くるみは帰るんだろうなぁーって待ち伏せしてた。



携帯も、俺が拾ったのは、大通りに出るまで、心配だからついていってたから。


とにかく、少しでもくるみに気付いてほしくて、一緒にいたかったんだ。


それだけ、俺はくるみが好きなんだよ………




「うー……ぐっずん……先輩ー……」

 


 
< 29 / 32 >

この作品をシェア

pagetop