<<短編>>出会いも積もれば恋となる?
『案の定、くるみは俺の事を気にし始めてくれた!
駅の時だって、偶然遅刻したわけじゃなく、くるみをいつも待って同じ電車で行ってたから。
校舎内の時だって、副会長が部活に来たから、くるみは帰るんだろうなぁーって待ち伏せしてた。
携帯も、俺が拾ったのは、大通りに出るまで、心配だからついていってたから。
とにかく、少しでもくるみに気付いてほしくて、一緒にいたかったんだ。
それだけ、俺はくるみが好きなんだよ………
』
「うー……ぐっずん……先輩ー……」