王太子妃は2度目の恋をする
「はい、私もです。」

私が笑顔で頷くと、王太子殿下もうんと頷いた。

「だが、一つだけ気になる事がある。」

「はい。」

王太子殿下は、暗い顔をしている。

「何故だか私は、自分の人生が短いのではないかとも、考えている。」

「えっ……」

「すると君を未亡人にしてしまうような気がして、怖いんだ。」


まさか、まさかっ!

今世でも、暗殺の手が王太子殿下に、伸びている⁉


「だから、少し君との結婚を、考える時間が欲しいんだ。」

「はい。」

何て事だ。

王太子殿下に、暗殺の手が忍び寄っているのなら、阻止しないと!

前世のように、あなたを失ったりしない。

暗殺の手が回っているのなら、私はその手から、あなたを守る!
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

結婚できない症候群

総文字数/3,226

恋愛(純愛)10ページ

表紙を見る
キャンバスと五線譜

総文字数/22,434

青春・友情63ページ

表紙を見る
社長とは恋愛しません!

総文字数/115,086

恋愛(オフィスラブ)295ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop