【短編】地味男が同居したら溺甘オオカミになりました。
「さ、花田さんも一緒に撮ってみようか」
続けて顔を上げた長谷川さんは私の方を見て促す。
緊張を少しでもほぐすためにゆっくり一呼吸おいてから足を進めた。
本当にドキドキする。
撮影自体にもだけど、プロにメイクアップしてもらった私を見て村城くんがどんな顔をするのか……。
それがとても気になる。
流石はプロだよね。
少しラインを引いたりチークを乗せるだけで、目鼻立ちを引き立てることが出来るんだもん。
髪も可愛く結い上げてもらって……。
村城くんはいつもみたいに可愛いって言ってくれるかな?
緊張と期待でドキドキしながら、明るい場所に立った。
村城くんの近くに行って、彼を見上げて笑顔を浮かべる。
「えっと……どう、かな?」
「……」
でも、見下ろしてくる村城くんは私をジッと見たまま固まっていて……。
「あの……村城くん?」
「……なんだよ、これ……」
「え?」
低い声にちょっと身構える。
でも、続いた言葉に私は心臓が止まるかと思った。
「ヤバい……かわいすぎて、食べたくなる」
「ふぇい⁉」
た、食べ……食べたくなるって言った⁉ 私を⁉
続けて顔を上げた長谷川さんは私の方を見て促す。
緊張を少しでもほぐすためにゆっくり一呼吸おいてから足を進めた。
本当にドキドキする。
撮影自体にもだけど、プロにメイクアップしてもらった私を見て村城くんがどんな顔をするのか……。
それがとても気になる。
流石はプロだよね。
少しラインを引いたりチークを乗せるだけで、目鼻立ちを引き立てることが出来るんだもん。
髪も可愛く結い上げてもらって……。
村城くんはいつもみたいに可愛いって言ってくれるかな?
緊張と期待でドキドキしながら、明るい場所に立った。
村城くんの近くに行って、彼を見上げて笑顔を浮かべる。
「えっと……どう、かな?」
「……」
でも、見下ろしてくる村城くんは私をジッと見たまま固まっていて……。
「あの……村城くん?」
「……なんだよ、これ……」
「え?」
低い声にちょっと身構える。
でも、続いた言葉に私は心臓が止まるかと思った。
「ヤバい……かわいすぎて、食べたくなる」
「ふぇい⁉」
た、食べ……食べたくなるって言った⁉ 私を⁉