『ペットフード』
「作ったの?いつ?何の為に?」
「ごめん。でも、何かしてる訳じゃないの」
何もしてないから良いの?何がしたいの?何なの?
「鍵、どうして持ってるの?」次の問い。
「作ったの」
分かってます。
「どうやって持ち出したの?」
「遊びに来た時、私1人で買い物に行った時、買い物してる間の時間で作れたから」
そっか。私が仕事してる時に苺美が代わりに買い物へ行ってくれた事があった。その時か…。
「何の為にそんな事したの?」次の問い。
「ビーズ…見てくて…雨哥の試作とかデザインとか…」
そう。苺美は見たかっただけ。雨哥のビーズや試作品、デザイン画を見たかった。それだけ。
雨哥はいつも苺美が来ると片付ける。避難させる。見せない。見せてくれない。
だから見たくて…。見せてくれないから…。
だから雨哥のいない時に見たくて…。
「ごめんね」の気持ちは素直にある。他に何もないから。
「雨哥の作品、見たくて…」
ペットボトルをテーブルに置く苺美。飲まないらしい。
「ごめん。でも、何かしてる訳じゃないの」
何もしてないから良いの?何がしたいの?何なの?
「鍵、どうして持ってるの?」次の問い。
「作ったの」
分かってます。
「どうやって持ち出したの?」
「遊びに来た時、私1人で買い物に行った時、買い物してる間の時間で作れたから」
そっか。私が仕事してる時に苺美が代わりに買い物へ行ってくれた事があった。その時か…。
「何の為にそんな事したの?」次の問い。
「ビーズ…見てくて…雨哥の試作とかデザインとか…」
そう。苺美は見たかっただけ。雨哥のビーズや試作品、デザイン画を見たかった。それだけ。
雨哥はいつも苺美が来ると片付ける。避難させる。見せない。見せてくれない。
だから見たくて…。見せてくれないから…。
だから雨哥のいない時に見たくて…。
「ごめんね」の気持ちは素直にある。他に何もないから。
「雨哥の作品、見たくて…」
ペットボトルをテーブルに置く苺美。飲まないらしい。