『ペットフード』
「持って帰ったりした?」
その言葉に苺美は首を大きく振る。
「ブレスレットは?」
振っていた動きが止まり、雨哥を見る。
ほら、持って行ったじゃん。
嘘つき。バレてんだよ。私の…じゃないけど…私の持ち物だし…。
「ブレスレットは…。雨哥のデザインでは珍しい感じで。キレイで着けてみたくて…。着けて少し過ごしてたら、そのまま帰っちゃって…」
そのブレスレットは行方不明者が着けていたから、手元になくても別に良いけど…。
「他は?」と雨哥が聞くと、今度は確かに大きく首を横に振った。
雨哥自身も、他に取られた、無くなった物はないと思っている。
琉羽を取ろうとしてるかも知れないけど…それだけはさせない。
渡さない。苺美には絶対…。そして誰にも。私だけの琉羽なんだ。
その言葉に苺美は首を大きく振る。
「ブレスレットは?」
振っていた動きが止まり、雨哥を見る。
ほら、持って行ったじゃん。
嘘つき。バレてんだよ。私の…じゃないけど…私の持ち物だし…。
「ブレスレットは…。雨哥のデザインでは珍しい感じで。キレイで着けてみたくて…。着けて少し過ごしてたら、そのまま帰っちゃって…」
そのブレスレットは行方不明者が着けていたから、手元になくても別に良いけど…。
「他は?」と雨哥が聞くと、今度は確かに大きく首を横に振った。
雨哥自身も、他に取られた、無くなった物はないと思っている。
琉羽を取ろうとしてるかも知れないけど…それだけはさせない。
渡さない。苺美には絶対…。そして誰にも。私だけの琉羽なんだ。