『ペットフード』
苺美が家に入っていた事を琉羽には言わなかった。
『心配を掛けたくない』と思ったのが1番の理由だけど、琉羽との時間で苺美の話をするのが嫌だった。
苺美で琉羽殿時間を埋めたくない。
でも、次に何かあった時は…と言う話し合いはした。
今は何もしなくても苺美の事だ。
きっと何かして来るだろう。
「その時はこうしてみよう」と2人で決めた。
このルートを決断する日が来ないのを願う。
でも、苺美だ。
ずっと大人しくしているなんて…。
そんな事。
“苺美の普通” が雨哥と琉羽とは違う “普通” だから。
< 123 / 251 >

この作品をシェア

pagetop