『ペットフード』
ー苺美の深心ー
ー苺美の深心ー
あの日だよ…。お母さんと離れたあの日から、私に残されたのは雨哥だけだった。
側にいてくれた、いても良いよと笑ってくれたのは雨哥だった。
あの日、お母さんは分かってくれなかった。
お母さんと同じになりたかった私の事。
だからお母さんは私を離そうと、私から和人さんを守ろうと、私の事を…。
分かってくれなかった。
痛くて動けなくて雨哥に助けを求めた。
そしたら、すぐ、その日のうちに助けに来てくれた。
連れ出して、お母さんから離した。会えなくなった。会ってくれなくなった。
でも、その代わりに雨哥がいてくれた。
だから、雨哥に気持ちを動かした。
お母さんから離したのは、雨哥だから、雨哥を愛したのに。
どうしてその雨哥は分かってくれないんだろう。
前までどこかでは線を引いていたけれど、今はもう分からなくなった。
お母さんに会えなくしたくせに、何で私を嫌いって言うの?
私の気持ちを受けないのに、どうしてお母さんと会えなくするの?
そっちこそ、放っといてくれたら良かったのに…。歪んで行く。
あの日だよ…。お母さんと離れたあの日から、私に残されたのは雨哥だけだった。
側にいてくれた、いても良いよと笑ってくれたのは雨哥だった。
あの日、お母さんは分かってくれなかった。
お母さんと同じになりたかった私の事。
だからお母さんは私を離そうと、私から和人さんを守ろうと、私の事を…。
分かってくれなかった。
痛くて動けなくて雨哥に助けを求めた。
そしたら、すぐ、その日のうちに助けに来てくれた。
連れ出して、お母さんから離した。会えなくなった。会ってくれなくなった。
でも、その代わりに雨哥がいてくれた。
だから、雨哥に気持ちを動かした。
お母さんから離したのは、雨哥だから、雨哥を愛したのに。
どうしてその雨哥は分かってくれないんだろう。
前までどこかでは線を引いていたけれど、今はもう分からなくなった。
お母さんに会えなくしたくせに、何で私を嫌いって言うの?
私の気持ちを受けないのに、どうしてお母さんと会えなくするの?
そっちこそ、放っといてくれたら良かったのに…。歪んで行く。