『ペットフード』
夏の終わり。
この頃になると、依頼される作品の種類も変わる。
夏の色から、黒や紫が主色になる “ハロウィン” の依頼が主になる。そして冬へ…。

「じゃあ、ここで」と駅で琉羽と別れ、ビーズを買いに行く。
琉羽はこの日から出張で地方へ行く。
駅で少しだけ会い、見送った。
この少しの時間も大切な2人の時間。
スマホの【帰ったらすぐ会おうね】の琉羽からの文字に、雨哥は女の子の彼女の笑みを浮かべる。
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