『ペットフード』
帰宅し、ビーズを揃え、すぐに作業に入る。
ハロウィンの作品の依頼が今年も入り、その作業へと指を動かす。

とても大切な時間。楽しい時間。1人の時間。
いつもなら「行っても良い?」と苺美が邪魔をするのに。
けれど、今回はそれがなかった。
邪魔される気でいたのに。
それさえも逆手に取るのか、アイツはと思いつつも、来ないなら別に良い。
そのまま、いなくなってくれても別に…。
その逆手を取るのが、苺美なのだけど…。
全て裏を来る。

そして更に、まさか。
あんな行動に出るなんて…。
どこまでアイツは…。
どこまでも「大っ嫌い」を心から言わせてくれる。
アイツは…なぜ…。l
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