『ペットフード』
「どこに行ってたの?」ともう1度聞こうとしたけれど、その言葉は消した。
琉羽がいない、近くにいない時に事を大きくするのは念の為、避けよう。
コイツが何をするか分からない…。
「食べる?美味しいよ」ともう1度聞くと、「本当?」と苺美はホワイトチョコを1個取り口に入れた。
「甘いね」と苦笑いの苺美。
実は苺美はチョコは苦手だった。
“雨哥と同じになりたい” と思うけど、チョコは苦手だった。でも食べた。
雨哥の美味しいを感じたくて…感じられなかったけれど…。チョコだけは…。
ジュースを飲み終えると、「じゃあ、そろそろ帰るね」と苺美は立ち上がった。
いつもより早く帰ろうとする。
「もう?」と苺美を見上げる。
「仕事してたでしょ?ごめんね。ハロウィン、間に合わなかったらヤバイじゃん」と苺美は言いながら帰り支度をして、ドアへと歩く。
「じゃあね」
苺美はこの日、好きな苺美でいてくれた。
だからって…。だからってもう…。
避難させていたビーズを戻し、仕事へ戻る。
考えない。
考えたって…。
どうすれば、片付くんだよ…。
ため息で、その気持ちを消した。
仕事…ビーズの時間。
琉羽がいない、近くにいない時に事を大きくするのは念の為、避けよう。
コイツが何をするか分からない…。
「食べる?美味しいよ」ともう1度聞くと、「本当?」と苺美はホワイトチョコを1個取り口に入れた。
「甘いね」と苦笑いの苺美。
実は苺美はチョコは苦手だった。
“雨哥と同じになりたい” と思うけど、チョコは苦手だった。でも食べた。
雨哥の美味しいを感じたくて…感じられなかったけれど…。チョコだけは…。
ジュースを飲み終えると、「じゃあ、そろそろ帰るね」と苺美は立ち上がった。
いつもより早く帰ろうとする。
「もう?」と苺美を見上げる。
「仕事してたでしょ?ごめんね。ハロウィン、間に合わなかったらヤバイじゃん」と苺美は言いながら帰り支度をして、ドアへと歩く。
「じゃあね」
苺美はこの日、好きな苺美でいてくれた。
だからって…。だからってもう…。
避難させていたビーズを戻し、仕事へ戻る。
考えない。
考えたって…。
どうすれば、片付くんだよ…。
ため息で、その気持ちを消した。
仕事…ビーズの時間。