塩対応王子様は、幼馴染だけに甘えたい
それは、5月の、ゴールデンウィークに入った初日のことだった。
駿はいつものように朝から私の部屋に押しかけ、布団で惰眠を貪っている私を布団ごと抱きしめる。
「凪、おはよう!」
「んー、駿、まだ眠いーーー。」
まだ意識がはっきりしてない私は、駿に適当に返事をし、布団をかぶり直す。
その時の私は、駿が何を思ってるかなんて知らない。
「(凪、寝ぼけてるの可愛すぎだろ。このまま襲いたい。が、駄目だよな。せめて18までは待たないと。待てるかな。いや、凪から合意を得れば良い話じゃないか。といかその前に布団といつまで浮気してるつもりだ凪は。布団を抱きしめるくらいなら俺を抱きしめて寝ればいいのに。それでそのまま……)」
駿はいつものように朝から私の部屋に押しかけ、布団で惰眠を貪っている私を布団ごと抱きしめる。
「凪、おはよう!」
「んー、駿、まだ眠いーーー。」
まだ意識がはっきりしてない私は、駿に適当に返事をし、布団をかぶり直す。
その時の私は、駿が何を思ってるかなんて知らない。
「(凪、寝ぼけてるの可愛すぎだろ。このまま襲いたい。が、駄目だよな。せめて18までは待たないと。待てるかな。いや、凪から合意を得れば良い話じゃないか。といかその前に布団といつまで浮気してるつもりだ凪は。布団を抱きしめるくらいなら俺を抱きしめて寝ればいいのに。それでそのまま……)」