一夜がつなぐ運命の恋 ～店長の子どもを身ごもりました～

「お疲れ様です。遅くなりました。」
今日の主役の店長に挨拶をすると店長は「おつかれ」と無邪気な笑顔で私を見る。

店長は副店長につかまっていて、私が座る予定の碧と花音の席からは離れていた。

「お疲れー」
「先輩、お疲れさまです！」
私は碧と花音と一緒に乾杯をする。
「先輩のために注文しておきましたよ？レモンサワー」
「ありがとう」
「あんまり飲むなよ？面倒だから。」
何度か一緒にのんだことのある花音と碧。

私はお酒があまり得意ではない。
碧におぶわれて帰ったこともある。
のめるお酒もレモンサワーくらいだ。