一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「はいっ!」
「椎名飲め!」
副店長、かなりダンディで社員からも人気がある。
でも、お酒に強いのが玉に瑕。
周りの人にかなりすすめてくる。
「いただきます」
ちらりと隣に座っている店長を見ると、店長は耳まで真っ赤になっていた。

店長がかわいそうになって、私は店長と副店長の間に座り、コップを持つ。
そこに副店長がすかさず並々ビールを注いできた。

ビールは苦くて苦手だ。
「いただきます」
でも店長を助けたい一心で私はビールの入ったコップに口付ける。

「だめ!」
その時。
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