一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「お腹いっぱい。」
「少しでいいから。な?」
幼い子供を諭すような店長。
「いーらーなーいー」
口をそらして水を飲まない私。

「碧、ちょっ。寄りかかって寝るな!」
店長の声が聞こえてすぐ、ぐいっと私のあごに店長が触れた。
自分の方に私を向かせると私の口に再びペットボトルを近付ける。
「一回だけ。ほら。」
私は仕方なく一口飲む。
「よし、お利口だ。」
店長は私の頭を撫でてくれる。

「んふふ~」
嬉しくて笑う私。
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