一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「麻貴、ダメ。」
店長が碧の肩と私の頭の間に手を挟む。

私はそのまま、碧の肩に手を置いている店長の手に頭を乗せたまま眠った。


「ありがとうございました。」
「お気をつけて」
車のドアが閉まる音と同時に、温かなぬくもりと全身に響く店長の声に私は目を開けた。

自分の視界に見えている現実が瞬時には理解できない。

「・・・・?」
見えている世界は私がいつも見ている世界よりも、かなり視線が高い。

揺れながら動くこの場所は・・・・
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