一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「起きたか?」
全身に響く店長の声。

ここは店長の背中だ。

私、今、店長におんぶされている・・・。


「気持ち悪くないか?」
「・・・平気です・・・」
「急にしおらしくなるなよ。酔ってる麻貴もかわいかったぞ?」
背中越しに聞こえる店長の声。
「すみません、降ります。」
店長の背中から降りようとすると
「だめ。降ろさない。さっきタクシーから降りる時思いっきりずっこけそうになっただろ?」
「・・・・そうですか・・・?」
全然記憶にない。
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