一夜がつなぐ運命の恋 ～店長の子どもを身ごもりました～

「俺のいない間、無理するなよ？風邪ひかないようにちゃんと髪、乾かせよ？あ、それから帰るときは遅いと危ないから。前みたいに変な奴につかまらないように、早く帰るんだぞ？」
「はい」
ギュッと抱きしめ私の髪を撫でながら店長が目を閉じて話しをする。

「店長も。無理はしないでちゃんと休める時に休むこと。それから。」
「それから？」
「大好きです。」
私は店長の胸に顔をできる限り埋めながらつぶやく。

一瞬黙った店長。
「・・・あー離れたくない。なんならあのキャリーケースに入れて連れて行きたい。」
そう言って、店長はさらに強く私を抱きしめた。