一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
電話を抱きしめたまま私は久しぶりに声をあげて泣いた。

こんなに感情が揺れることなかった。

これはただ仕事がつらいからだろうか。
それとも店長に会えない寂しさ?

私自身もわからない。
ただただ涙が溢れて止まらない。

店長の『愛してる』の言葉を思いだしながらベッドに入る私。

疲れた体はすぐに眠りに落ちた。

もう少し、もう少しと言い聞かせながら、店長がタイに発ってからあっという間に1週間半が経過した。
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