一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
店長はすっと私の後ろに回ると、ネックレスをつけてくれる。
「ちょっともってろ」
と私の髪を束ねてかきあげる店長に、首に汗をかきそうだった。

「んー。」
ネックレスをつけた店長は、私の前に回りじーっと私を見る。
頭の先から足の先までじっと見た店長。

「何かが足りない・・・」
「モデルが悪いんじゃないですか?」
「ばか。何言ってんだ。モデルは完璧。」
視線を私の着ている服に向けたままさらりと答える店長に、うれしくて顔がにやけそうになったのは内緒だ。

「わかった!これだ!」
店長は再び私に近づくと、自分の腕から時計を外した。
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