一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「うらやましいなー。」
花音の言葉に私は思わず聞いてしまう。
「店長って人との距離、近いのかな?」
昨日からの疑問だ。

やけに店長は距離が近い。

「そうですか?私はそうは思いませんけど。大人のガードのかたさ?は感じますけど。」
「・・・」
観察力にたけている花音の言葉にはある程度の信ぴょう性がある。
「そっか・・・」
花音の言葉になぜか優越感を感じる自分に、ばかと突っ込みを入れながら思わず見た店長は真剣な顔をしながらお直しコーナーの配置改善相談を受けていた。

確かに、見る限り社員との距離は・・・普通だ。
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