いじわる王子は甘々姫と結ばれたい。
「昨日のうちにやっときなさいよ!」


2つ年上の彩羽ねぇと4つ年上の彩佳にぃが、また朝から口論してる。


こんなのいつものことだけど。


「あ、李彩おはよー」


「お、李彩、おはよ」


「彩羽ねぇ彩佳にぃ、おはよ」


いつものように挨拶を交わし、いつものように席に着く。


けれど会話の内容が、いつもと少しだけ違っていた。

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