もしも、私の背中に翼があったなら。(短編)
りょうは無理やり私を床に押し倒した。
『りょう、何すんの??やめてっ…!』
強引に両手を押さえつけられて
動けない。
「別れるなんてふざけたこと言ってんじゃねーよ。」
『嫌だっ……りょう!!』
何度も抵抗した
だけどりょうの力には、かなわなくて
『りょう!!!やだっ!!』
りょうは嫌がる私の服を強引に脱がせた。
怖いっ
怖いっ
やめて!!!
目の前にいるりょうが知らない人に思えて
怖くて、涙が溢れ出した
その時、私の携帯の着信音が鳴った。
りょうは一瞬動きを止め、
鞄からはみでる
私の携帯に手を伸ばした。