もしも、私の背中に翼があったなら。(短編)
永遠に。
安心した途端
その次の日の朝、生理がきた。
あんなに不安な気持ちでいっぱいだったのに…
笑っちゃいそうになった。
それからは穏やかな毎日が続いていた。
仕事が終わり幸せな気持ちで家に帰る。
今日は久しぶりに2人で外食なんだ。
向井さんが最近できた美味しいって評判のレストランを予約してくれた。
少しおめかしをして
一緒に車へ乗り込んでレストランへ向かった。
ライトアップされたレストランを見て感激する私。
聞いていた通りキレイで、美味しい店だった。
楽しい食事が終わり、向井さんは私の手を握る。
『美味しかったね。』
「うん…また来よう。」
私が嬉しそうに頷くと
向井さんは真剣な顔になった。
『どうか……したの?』