ケータイ小説ってどうよ
そして私は、ふとこんな事を思った。

こんな小学生の作文で小説と呼ばれるのなら、私もイケるんじゃない?と。


早速某サイトに登録し、執筆開始。

舞台はニューヨーク。

男女3人の織り成す三角関係のラブストーリーが、私の処女作だった。


執筆はすんなりといけた。

元々文章を書きなれていたという事もあったのだろう。

元カレと再会した雑誌編集者の女性。

その女性を好きで、ニューヨークまで追いかけてきた男子。


私は意気揚々と妹にその小説を読ませた。

返ってきた感想は、「ありきたりな恋愛設定だね。」だった。


ニューヨークが舞台のラブストーリーのどこが、ありきたりなんだよと思ったが、そこはぐっと堪えた。


答え:どこにでもあるような設定を読者は望んでいない。
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