ケータイ小説ってどうよ
初めての感想
しばらくして、私の小説に感想がついた。

「ハラハラドキドキして、いい小説だと思う。
但し、誤字脱字が酷いので、そこを加味すれば。」

誤字脱字が酷い?

私はもう一度、自分の作品を読んだ。

そして絶句した。

これは酷い。

感想の通り、誤字脱字が酷くて読めたものじゃない。

ああ、何で書いている時に分からなかったのだろう。


私は少しずつ直しながら、自分の文章を書く力の無さに、落ち込んだ。

何が私にでも書けるだ。

他人様が読めない小説を書いてどうするんだ。

何の為に、投稿サイトに小説を載せたんだ。

あのがっかりぶりは、今でも思い出す。


そして、それは10年かかっても、変わらなかった。
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