優しい風
しばらく泣いて、
その後泣き疲れたので少し寝た。

起きたら父さんは
既に家を出ていて、居なかった。

キッチンへ行って水を一杯飲んだ。

誰も居ないがらん、とした
部屋を見ると寂しくなる。

一人減っただけでこうも違うのか。

まぁ、父さんの笑顔は、
我が家の明かり
みたいなものだから、
無いと困るし。

今日行ったばかりなのに、
早く帰って来てほしくなった。
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