短冊
「海胡乃……。
君は僕を馬鹿にしてるのか?」
……何でそうなるの?
私はただ学校の生徒会室の側に置かれている笹の木に短冊を書いて、下げようと思っただけなのに。
「“ヴァイオリンのコンクール優勝”って……。
海胡乃、君は僕が優勝出来ないと思っているのか?」
怒っている彼、史羅眞は来月ヴァイオリンのコンクールに出る。
「思ってないよ!
私は史羅眞に優勝して欲しくて」
「余計なお世話だ!」
「余計!!」
「僕は優勝する!!
だから、自分の願い事を書くんだ!!!
僕を信じろ!!!」
信じてるよ……。
「分かったよ!」
史羅眞は私に自分自身の願い事を書いて欲しかったんだね。
じゃあ、これは…。
「この短冊は僕がもらう。
海胡乃が僕のために書いてくれたものだからな」
君は僕を馬鹿にしてるのか?」
……何でそうなるの?
私はただ学校の生徒会室の側に置かれている笹の木に短冊を書いて、下げようと思っただけなのに。
「“ヴァイオリンのコンクール優勝”って……。
海胡乃、君は僕が優勝出来ないと思っているのか?」
怒っている彼、史羅眞は来月ヴァイオリンのコンクールに出る。
「思ってないよ!
私は史羅眞に優勝して欲しくて」
「余計なお世話だ!」
「余計!!」
「僕は優勝する!!
だから、自分の願い事を書くんだ!!!
僕を信じろ!!!」
信じてるよ……。
「分かったよ!」
史羅眞は私に自分自身の願い事を書いて欲しかったんだね。
じゃあ、これは…。
「この短冊は僕がもらう。
海胡乃が僕のために書いてくれたものだからな」