蒼、俺の事だよ。何か?
マジで熱いんだけど。お熱。私の心もホットラブ!





太陽さんさん光日光!40度超えた地域もあるんだって?










なんて雑談は置いといて。大変なことが起きたの。




「ごめん、熱が出ちゃって。」











ここにもいたか。ホットなイケメンが。














「仕方ないから二人で行ってきて!」




嫌だ、私。龍様といるー!







「葵とデートなんてヤダよ。」「俺だって!」


葵と同じ気持ちなのが心強い。




「葵なんて龍様のおまけでしかないよ。」



「……。」




葵じゃ足りない。葵に何ができるの?



一緒にいたって楽しくない。葵じゃやだ!





私はショックの勢いに任せてつらつらと悪態をつく。


駄々っ子のように何も考えずに。







途中から、しばらく黙っていた葵。目は少し赤かった。


やばい、傷つけたかも……。













「傷つけること考えなしに言ってごめんね、謝る。さーせん」


慌てておどけて言う。葵との関係にこんな重苦しい空気なんて耐えられない。







葵とは龍をかける戦友(ライバル)としてむきあっていたい。




「いいよ。」


「ありが……」





「俺で足らしてやるよ。俺だけで満足させてやる。よそ見できないくらいに。」



「とう。……え?」







私、変なスイッチ押しちゃいましたー!?続く
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