拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「磯崎、荷物ここでいい?」

荷物を置く場所を決めて

私たちは海に入ろうとした。

すると茜さんが

私と磯崎に疑問を投げかけてきた。

「電車に乗ってる間も思ったんだけど

2人って苗字呼びなの?」

確かに私達は

恋人だけど苗字呼びだ。

擬似だし別にそれでいいと思ってた。

「いや?

2人の時は名前呼びだけど。」

磯崎はサラッと言った。
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