拝啓、もう好きと伝えれない君へ。

7

あれからもずっと

颯太くんと冬馬と

一緒に登校している。

不思議なのはそこに

茜さんがいないこと。

一緒に登校する意味が

なくなったのかもしれない。

冬馬と両思いになれたのなら

もう毎朝会う必要も無いのかもしれない。

心が繋がっているから。

颯太くんと付き合っているのに

私は冬馬に未練を捨てれていないし、

冬馬に茜さんとどうなったのか

聞けずにいる。
< 152 / 227 >

この作品をシェア

pagetop