拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「邪魔しちゃ悪いしいいよ。」

「私は一緒がいい。」

「やっぱりやめとく。」

断られてしまった。

やはり気まずいのだろうか。

仮にも彼女だった相手が

親友の恋人になるのは。

でもあの時、

冬馬は平然としていた。

きっと私の思いすごしだ。

そんな微妙な関係性が続いて

気がつくと秋になっていた。

「そのままはよくないと思う。」
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