拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
私はパニックで

何も喋れなかった。

「すいません。

友人です。」

そこに颯太くんがやってきた。

確か颯太くんは

冬馬の隣の家に住んでると言っていた。

きっと騒ぎを聞いて

駆けつけたんだ。

そこにいるのが冬馬とは

思ってなかっただろうけど。

「俺、救急車乗るから。

おばさん、

この子乗っけてきてやって。」
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