拝啓、もう好きと伝えれない君へ。

2

あれから5日。

お通夜やお葬式、

冬馬とのお別れが終わった。

だけどまだ実感がわかない。

なのに寂しさは募るばかり。

私は学校にも行かず

家にこもりきりだった。

お母さんも気を使って

そっとしといてくれる。

スマホなんて1度も開いてない。

だってそこには冬馬との

思い出の写真が沢山あるから。

それに友人達からの

心配のメッセージ、

颯太くんからだって沢山連絡が来てる。
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