拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
だけど·····。

「読めない。」

「なんで?」

「だって冬馬だって

誰かに読んで欲しくて

この日記を書いたわけじゃないだろうし、

何より·····これを読んだら

本当に冬馬が死んだって

受け入れなきゃいけない。

そんなの嫌だ·····。」

今受け入れるなんて

私には無理だ。

「じゃあ今じゃなくていいよ。」
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