拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
そんな会話をしながら

わたしは今日も学校に行く。

だけど冬馬には背を向けたままだ。

そんな状態の私を

颯太くんは色んなところに

連れ出してくれた。

冬馬と行った水族館、

冬馬と過ごした河川敷。

どこに行っても

冬馬との思い出があった。

だけど颯太くんは

そんなこと気にしなくて

いつも私を引っ張ってくれた。
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